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編み物とか糸のこととか

作ったものとかそういうのの

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碓氷製糸に見学に行きました。

碓氷製糸場へ行ってまいりました。
秩父の皆様と、富岡市協力隊の高橋君と、合計6名でお伺いしました。

碓氷製糸場は安中市にある製糸場です。
年間7万5千キログラムの繭を製糸なさっています。本当は年間10万トンは製糸したいのだとか。
一日当たりの製糸の量は、30~40キログラムと仰っていました。

下記の写真は、運ばれてきた繭が到着するところ、いろんな繭袋が干してありましたので、パチリ。
この繭の袋、今はどこももう作っていないそうです。



風袋を作っていた会社は一社だけだったとのこと、一枚300gで全国統一されていたのだそうです。
ただし、協力隊の高橋君の実家である高橋商事だけは独自の規格を持っていたとのことで、300gではないとのこと。

この後、120度、5時間半をかけて繭を乾燥します。






写真が横向きになってしまって申し訳ないのですが、こちら、私も初めて拝見しました。低張力・太繊度繰糸機です。
たらいの中をぐるぐると繭が回り、糸を引き上げています。
こちらは600~1000デニールほどの糸になるとのことで、糸の太さは一定ではないとのこと。とても風合いのある素敵な糸になるようです。




この写真も横向きになってしまってすみません。修正してからアップしたらよかったのですが、失礼しました。

1カセというのは250グラム。
その1カセが20個集まって、1括。
クレジットカードなどの「一括払い」の「一括」の語源はココなのだそうです。
そして、6括、30キログラムで1ケースとなります。

碓氷製糸さんは、作家さんとの直接のやり取りで、5~10キログラム単位での販売もなさっているとのことです。

見学の際は予約必須、5名以上から。
碓氷製糸場内での売店も利用することができ、ココでしか手に入らない商品、ココだけのお買い得商品も多々取り揃えていらっしゃいました。

しかし高橋君も言ってましたが、本当に、何度お伺いしても新しい発見があります。
碓氷製糸場の見学はとっても楽しいです。


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染料植物園に行ってきました。

高崎市にある染料植物園に行ってきました。

軽い気持ちで来たけど、めっちゃ広かった。 #高崎 #群馬


Tokoda Chihokoさん(@tokoxo)が投稿した写真 -


すごく広かったです。
通常の博物館というのを想像していましたので、ひとつの大きな公園まるごとが染料となる植物を集めた植物園になっているとは思ってもおらず。
今は冬でしたので森も見通しが良かったのですが、次は草木萌える季節に行かなくてはいけませんね。

今回目当てだったのは冠位十二階などの昔の日本の衣服の「色」を自分の目で見てみることでした。
高貴な色と聞いておはおりましたが紫は本当に美しい。
YOUTUBEで竹内睦泰先生の動画を拝見した際に「紫の紐は竹内家にしか許されていない」というお話をされていたことを思い出しました。
やはり高貴な色。個人的に好きな色は緑なのですが、ああして並べると、やはりその気品は格が違いますね。

こちらの展示色のすごさは、過去の古文書の記述に従って、同じ配合で山崎青樹さんが染められたものが展示してあるとのこと。
古代の方が用いていた色と全く同じ、というわけにはいかないでしょうが(植物自体が古代とはおそらく多少変わっているはずですので)、ほぼそれに近い色になっているということです。
植物自体は、たとえば栄養価やその他の成分も、近現代と比較してすら変化していっています。なので色もきっと、多少変わってくることもあるでしょう。
ですが、現代で再現できるほぼ完全なもの、ということにはなるのではないでしょうか。

また、古代から中世の日本人の「色」につける「名称」についても感嘆しました。
細やかな違いを見て取り、違うものだと判じ、違う名前を付けること。
以前にこんな話を聞いたことがあります。
子供に同じ色鉛筆を渡し、ひとつのグループには「赤、黄色」などの色の名前を教える。
もう片方のグループは、たとえば「黄金色、山吹色、薄黄色、卵色」など、同じ「黄色」でも複数の色の名前を教える。
すると、子供が描く絵には、それが如実に反映されるとのこと。色の名前を数多く知っている子供のほうが、色彩豊かな絵を描く傾向が高いとのことです。
つまり、色の名称の多さは、過去の日本人の色彩感覚の豊かさを表しているとも言えます。

今の時代、ファストファッションのお店で「黒、青、赤、白、灰色、ベージュ」から色を選んで服を買う。けれどほんの百年二百年前の日本人は、ただ一口に「青」なんて言いませんでした。青ひとつとっても、藍、薄藍、浅葱、納戸、露草、鉄紺……何十という細やかな名称で呼び分けていたのです。
今のように多くの衣類を気軽に買うような時代ではありませんでしたが、その心に広がる色と文様の無限の組み合わせを持ってして衣食住の「衣」に向き合う。精神的にはとても豊かだったのだろうと思います。

また、着物の色合わせについても実物で展示されていましたので、うっとり見入っておりました。


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キビソで編んでみました。

きびそで2種類のモノを編んでみました。

ひとつめは、工房風花さんのところの、草木染をしたきびその糸です。



みどりがバラ、ピンクが桜です。
両面イギリスゴム編みでネックスヌードにしました。
最近はやりのベルンド・ケストラーさんの本を参考にしています。
裏表両方でタテジマになったほうがおもしろいですもんね。

太い所、細い所と糸の太さにバラツキが激しく、柄を作る編みこみ模様は難しいと考えて、こういう形にしました。
これなら
・ピンクが細いときは、その裏側の緑を太い糸で
・緑が細いときは、その裏側のピンクを太い糸で
とバランスを取っていけば、全体としての厚みは均一になります。(理屈上は)
それにタテジマなら太さ細さの差が出ても、それもヨロケジマということにしてもらえるかもしれません。

8号輪針でがっつがっつ編んで、通常の伏せ止めです。
そういえば、これだけ太さにバラツキがあるのなら、それこそケストラーさんのメデゥーサフリンジはどんな仕上がりになるのか。
興味が出てきたので、後日、試してみたいと思います。

ふわふわなのですが、キビソはサナギの出ガラが混じっているので、それを取るのがなかなか億劫でした。
この問題をなんとか解決策を考えなくてはいけません。
一つ一つ取るしかないですか…。




二つ目は、碓氷製糸から直接購入した、染色も精練もしていないキビソ糸で、帽子を編みました。
固くてバリバリの状態なので、かぎ針に向いています。
帽子やバッグなどの雑貨を作っても、フォルムが立ちます。
ただし、こちらも糸の太さにかなりバラつきがあるため、「まっ平」「まっすぐ」などを編むことはなかなか難しいです。

後日、同じような帽子をいくつも作って、編んでから精練したり、染色したりを試してみたいと思っています。

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座繰りの講習を受けました。

座繰りの講習を受けました。
場所等詳細は伏せますが、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

まだ座繰り自体が2回ほどしか経験したことがなく、初心者です。
がんばって取った糸の写真をアップします。



これが私の取った糸です。
当たり前ですが、まだまだ右往左往、四苦八苦しながらの糸取りです。
もう繊度もなにもかも一定せず、きれいな糸がなかなか引けません。
難しいです。

でも座繰りは本当に楽しいです。
座繰りの糸は細いから、編み物には向かないかもしれないけど、でも座繰りはやりたいな。

実際に編み物に使う糸は、真綿から紡いだ糸のほうが向いていると思います。

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きびそで試し編みしてみました。

工房風花さんのキビソの糸で試し編みをしました。
ゲージを取るつもりでかるーく編んでみたのですが…。



ちなみに色は、バラ染め(アルミ媒染)で、薄緑のとてもきれいな色です。
糸もふわふわで気持ちいいのです。
ですが。




下のほうは10号棒針でちょうどよいくらいで。
真ん中は糸が太すぎてキッツキツ。
上のほうは、糸が細すぎて、スッカスカ。

これでは1本の糸でずーっと編んでいくのは難しい…。
ちょうどよい太さのところを、切ってつないで編んでいくしかないのかしら…。
編みこみ模様をしようと思っていたけれど、これだけ太さにバラつきがあると、柄が出ませんので編めないです。
うーん、どうしよっかなー。
太さ、3~4種くらいに分けて巻きなおして…とすると、1作品を作るのに、何カセも必要になりますので、ちょっと現実的ではないかなー。


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