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編み物とか糸のこととか

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富岡製糸場のおカイコさんを見てきました。


 富岡製糸場では、生きて動くカイコさんを見ることができます。



 私も見てきました!
 カイコさんにはまだ寒い季節だからか、動きはいつもよりのんびりですけれど、こうやって大きさの違いを見れるのはいいですねぇ。
 このカイコさんの展示は、同じく富岡市の地域おこし協力隊員である佐藤さんの尽力で叶ったものです。
 カイコさん、お勤めご苦労様です✨



 猫カフェならぬ、カイコカフェってのも、いいなぁ……。

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【本】蚕の城

【蚕の城 明治近代産業の核】 馬場明子 著

 2015年発行の本ですので、新しい情報がたくさんあります。

・今も風穴を使って蚕種を保存
 ⇒停電で冷蔵庫がダメになってしまうケースを考え、リスク分散されているそうです。

・意外に、冷蔵庫より風穴のほうがいい
 ⇒湿度があるので蚕種(水分を多く含む)にとって快適な環境。しかも空気が循環しているので雑菌が少なくカビが生えづらい。そのため孵化する確率が高い。

・田中義麿設計の蚕室では、朝6時30分、11時、4時30分、夜の10時30分、夜中の2時30分の5回、桑をあげていたそうです。

・幻の強健性品種「万家」と繭質有料の品種「満鉄一号」の行方が気になります。

・クワコとカイコのかけあわせ第一世代はすべてクワコの遺伝子が優性になるそうです。

・日本錦:田中義麿博士が九大につれてきたカイコで、九大において変異種を分別する際の「標準カイコ」となっているとのこと。ほぼ同時期に同経緯で九大に来たカイコに「千代鶴」がいる。

・綿蚕(ワタコ):複数のカイコが同一の繭を作ることが多い品種。真綿用のカイコ。


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荒船風穴に行ってきました


 群馬県の荒船風穴に行ってきました。
 風穴とは?
 ざっくり言うと、山の中にある冷たい風が吹いてくる天然の冷蔵庫です。
 写真を見るほうが早いので、早速どうぞ。

 

 写真で見ると、ちょっと竹田城みたいでしょ?
 でもこれは、お城の石垣ではなく、倉庫の跡です。



 近くで見ると、こんな感じです。
 この石でできた穴の中では、石の隙間から冷たい風が吹いてくるのです。
 なので室内はなんと、夏でも1~2度くらいで、とっても涼しい(寒い)のです。

 さて、この天然の冷蔵庫は何に使われていたかと言うと。

 蚕種の保存です。

 カイコさんは、春になり暖かくなってくると「そろそろ孵化しようかな~」と卵が孵り始めます。
 そして大人になり、卵を産みます。
 その卵は3か月ほど冷気にさらされないと、暖かくても孵化しません。
 なので昔はカイコさんは年に一度しか飼育ができなかったのです。
 春、その年のカイコさんが日本全国で一斉に孵化し、その子たちが卵を産むと、今年の養蚕は終了、また来年の春まで養蚕はお休みでした。

 それを冷蔵庫を使うことで、孵化の時期をコントロールできるようになりました。春の最初のカイコさんが繭を作ったら次のカイコさんの卵を冷蔵庫から出して孵化させて……。カイコさんのゴハンである桑の葉がある間なら、年に二度も三度も飼育できるようになりました。それが、この風穴の功績。

 年に一度が、年に二度も三度も。つまり、繭の量が二倍、三倍。収入も、二倍、三倍です。
 全盛時には日本全国から「うちの卵も預かって」という依頼が舞い込んできたというこの風穴。
 今はこのように、まるで遺跡のような佇まいとなってます。

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【本】「現代蚕糸業と養蚕経営―日本養蚕は活き残れるか」

【現代蚕糸業と養蚕経営―日本養蚕は活き残れるか】小野 直達 著

 1996年の著作ですので20年前ですねぇ。
 20年前でも養蚕は十分に絶滅危惧業界だったというのが十分すぎるほど伝わってきました。

 養蚕だけで生活している農家はほぼないとのこと。
 稲、麦、野菜、畜産などをされているとのこと。
 前橋市では養蚕農家も桑園も減少しているが、農家の減少速度より桑園の減少速度が遅い = 農家一軒当たりの桑園の大きさはむしろ増加しているとのこと。(これは意外ですが、20年前のデータですので現在はどうかはわかりません)
 桑園も、すべて自分の桑園でまかなえている農家、桑園自体を借りて管理や育成を行っている農家、桑園の所有者の方が管理と育成をされていて、桑の葉、枝を購入している農家と分かれているとのこと。
 20年前のお値段ですが、桑キロ当たり6.9円~20円とのことです。
 桑園を貸し出している側、借りている側の双方とも実入りが良い状況ではなく、長くは続かないだろうとの記述がございました。

 桑園も一か所にまとまっているわけではなく、多いときは十数か所の桑園を管理していて、そのために桑を取りに行く時間がかかっているという事情を持っている農家さんが多いとのこと。
 また、逆に企業経営的な視点から機械を入れての効率化などをはかり、増産増益を成し遂げている農家さんもいらっしゃるとのこと。
 年に8回も飼育されている農家さんもいらっしゃるとのこと。

 寡聞な私にはとても勉強になりました。

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桑園の草取りをしましたパート2


 4月24日は桑園を共同で管理しているお仲間から、三角ホー(三角草削り)の使い方を教わりました。
 おー! すごいぞ! 草がみるみる……無双状態です!
 農家のかたの知恵ってすごいなぁ。道具ってすごいなぁ。
 そうしみじみ感じました。

 

 ほら!
 とってもキレイになりましたでしょ?
 桑苗の指定席のところは草もほとんどなくなりました。
 でもね、実は昨日できなかったところは、その「三角草削りの使い方を教えてくださった方」がほぼ全部やってくださったのです。
 私は2株の周りだけ。

 それに使い方を教えていただいたとはいえ、見ている分には簡単そうに見えても、実際に自分が使ってみると……。
 せっかく削った草と土が混ざっちゃって、削った後に草を取るのが大変になっちゃったり。
 草にいっぱい土がついてるから、草をよそにやるたびに、土が減っていっちゃったり。
 難しいものです。
 これから草削りもいっぱい使って、上手になりたいです。




 苗も葉っぱがいっぱい出てきました♪
 ピントが地面に合っちゃってるのでボケててすみません

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