今日は桑の実の収穫をしました。
というと、「毎日、蚕さんのゴハンとして桑取りしてるのに、今更?」と思われるかもしれませんが、桑の葉を取るのと桑の実を取るのとはちょっとちがうのです。
まず、
・桑の葉を取るための仕立て方と、桑の実を取るための仕立て方は違う。
どういうことかと言うと、養蚕のための桑は「年に何度か葉を取れるように考えて、また刈り取りやすい形にするため木の高さは出さないように仕立てる」のです。だって、「はしごや脚立にのぼって上のほうの葉っぱを鎌で切る」なんて、危険でしょー。
桑の実を取るのだったら、果樹と同じように「立ったまま収穫する」ほうが楽なので、木の高さはリンゴやミカンの木のように高くします。そして、実をつけやすい「フィカス」などの品種を植えるのです。
桑の実はどどめ色というように、黒紫色になったら完熟。触っただけでぽろっと落ちるようになりますので、収穫はうっかり地面に落としてしまわないように、そーっと。
果実自体も柔らかいので、そーっと、です。
とはいっても慣れたら両手でわしわし収穫できますw 力加減がわかるようになりますのでw
桑の実はポリフェノールなど人間にとっても栄養満点、しかもおいしいです。
品種によって味の違いもあるんですよ。
今日は白い桑の実、まるでイチゴのあまおうのようなルックスの桑の実もいただきました。とっても、あまーい! つみたてを食べているのに、まるでシロップ漬けというくらい甘いです。
私は、市ノ瀬という品種の、黒くて甘酸っぱい桑の実が好き。ですが、養蚕用の品種なので、桑の実はあんまりつけないみたいなんです。
確かに、桑の実用の品種と比べれば、ちらほら。少なかったです。
桑の実を収穫して、ジャムやシロップ、ワインなどに加工するそうです。
おいしくなーれ♪