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もうひとつの敵 ~桑畑編~


 桑畑には、もう一つの敵がいます。
 ヤツのルックスは、私の苦手な黒色甲虫、触覚が長い。
 大変苦手なルックスをしています。

 ヤツの名は、キボシカミキリ。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AD%E3%83%9C%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%82%AD%E3%83%AA&client=firefox-b&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwi4l9fYq47NAhVi2KYKHZ-WDZEQsAQIHg&biw=1366&bih=659
(google画像検索。虫の苦手な人は注意。私も結構ダメ)

 ヤツは噛んできたりもするらしいですが、それよりも。
 桑の木をダメにしてしまうのです。

 桑の木の中に住んじゃうらしいんですね。
 たまに桑の木を条ごと切ると、中に幼虫がいたりします。
 木を中から食べちゃうんだそうです。
 そうすると桑の木は枯れてしまいます。
 せっかくの桑畑が大被害に遭ってしまいます。
 蚕さんのゴハンもなくなってしまいます。

 以前はこいつが大発生したせいで、桑畑に大打撃、養蚕農家さんに大打撃、ということがあったそうです。

 冬場に桑の株に灯油を流し込んだら倒せる、という話も聞き?
 しかし基本桑畑は農薬をほとんど散布しないため、手で倒していかなくてはならず。
 キボシカミキリに効いて蚕さんには効かない糸状菌を散布、というのもあったらしいですが、今は市販されていないそうです。

 なかなか私にはハードルが高いです…。
 黒い虫は怖い…。

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桑畑での敵


 桑畑での敵。
 何やら不穏なタイトルで始まる今回の記事。
 蚕さんのお食事であるところの桑取りにあたって敵となるヤツについてです。

 ヤツの名は。
 金毛虫。
https://www.google.co.jp/search?q=%E9%87%91%E6%AF%9B%E8%99%AB&client=firefox-b&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwibxJPPpY7NAhWlJqYKHcgAB68Q_AUIBygB&biw=1366&bih=659
(google画像検索。虫が苦手な方はクリックしないでね)

 ヤツは阪神タイガースファン。
 猛虎カラーに身を包み。
 周囲を威嚇して回ります。
 ヤツの通るところには、ヤツの毛が舞い散り。
 そしてそれは人の肌を刺すのです。
 一本の毛で、何度も何度も。
 洗濯しても繊維に残り、本体はいないに関わらず、
 何度も何度も刺すのです。


 なんたる悪党。
 桑取りに入ったら、まるで皮膚病のように赤いブツブツができるのです。

 でもご安心、化繊の作業着でフル装備、手は手甲を付け、首元から舞い散った毛が入らないようにタオルで防波堤。
 作業が終わったらなるべくすぐにお洗濯。すすぎは水多めで。

 これでだいぶ刺されなくなりました。

 首にタオルとか、手甲とか、ああいう装備ってちゃんと意味があるんですねぇ。
 なめプは死につながるってことですね。

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野蚕について

カイコ(家蚕)に対して野蚕というのが、野山で育つ野生の蚕です。
 この種類について覚書をば。

【天蚕】テンサン
 皇居の紅葉山ご養蚕所にもクヌギの飼育林を設置されていて、天蚕もお飼いになられているとか。
 日本特産とされていますが、ヒマラヤで発見されたり、中国にも現存しているそうです。
 きれいな緑色の繭を作りますが、色素はセリシンに含まれているため精錬すると色は落ちてしまいます。
 クヌギ、カシ、カシワ、ナラ、マテバシイ、ヤマモモなどを食べます。
 セリシンが石鹸溶液で簡単に溶解します。

【柞蚕】サクサン
 セリシンがタンニンによって不溶性になっています。シャンタン、ポンジー(絹紬)はこれで織られています。

【タサール蚕】
 インドで各地に生息しています。
 セリシンがタンニンによって不溶性になっています。大衆衣料やインテリアに使われています。

【ムガ蚕】
 アッサム地方で飼育されています。細くて生成り、黄金食の美しいつやを持ちます。サリーやショールなどを織られています。


【エリ蚕】
 ヒマやシンジュの葉を食べて育つので、別名はヒマ蚕と呼ばれています。糸繰りができない構造のため、紡績糸にします。大衆衣料やインテリアに使われています。


 参考「シルクのはなし」 技報堂出版

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桑取り、大変!


 今日はたくさん桑取りをしました。
 もちろん、蚕さんのごはんの桑です。
 明日は雨が降りそうなので、明日の分も(そして明後日は土曜日なので明後日の分も)まとめて桑取り。
 というわけで、すっごいたくさん!

 桑取りも慣れてきた~と思ったのですが、さすがにたくさんすぎて、終わったらフラフラでした~。

 ちなみに、今のお蚕さんは5齢、「壮蚕」と呼ばれる時期でして、蛹になる直前です。
 この時期が一番桑を食べるのです。
 
 目安ですが

一齢:桑を一センチ角くらいに小さく切ってあげる。
二齢:もう少し大きくてもいいけれど、やっぱり切ってあげる。3センチ角くらいかなあ?
三齢:ざっくり切ってあげる。大きな葉っぱは3切れくらい、小さめ葉っぱは2つに切るくらい。
四齢:もぎ桑であげる。
五齢:条(枝)ごとあげる。

 きっちり決まってるわけでなくて四齢も最初だけもぎ桑であげて後は条であげたりしてました。
 今は条であげてるんですね。これを条桑育というらしいです。

 で、今までは桑畑で桑をもぎってカゴにつめて運んでいたのを、今度は条(枝)を一抱えごとに縄で縛って運んでいます。この束を、一束、二束と数えるのだそうです。

 太くなった枝を切って集めて束にして軽トラまで運んで……を繰り返し。
 私、たくましくなれそうです。

 今だけだからと頑張れるけど、これが年中だったら無理だなぁ~。

 もりもりゴハンを食べてる蚕さんを見てると、苦労も吹き飛びますけどね(^^)
 大きくなってきたので、足の力も強くなり、手に乗せるとキューとしがみついてくるようになりました。
 これが可愛いんだな~。

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高吉備…?


 本日は、群馬県高崎市のcanoan 中野紘子先生が開催されるワークショップに参加してまいりました(*'ω'*)
 ワークショップの内容はまた後日、ということで。
 まずは「みご箒」の話から!

 みご箒。
 それは、座繰りに欠かせない道具です。



 この、手前のほうにある、小さな手持ちの箒です。
 これがなければ座繰りができません。

 ただし、今どきなかなか売ってない。

 中野紘子先生は手作りをなさっているそうなので、作り方を教えていただこうとお伺いしましたら。
「まず高吉備の種を植えて」

 えっ(; ・`д・´)

 種を植えるところからの手作りでしたか!


 私も今から植えないといけないじゃないかとびっくりしたので家に帰って「高吉備」で検索したのが今です。

 おいしそう……違う。
 今が種の巻き時のようなので、今のうちに植えてしまわないといけない……のですね?
 どうしよう……植える場所……。

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とこたち
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